こんな人にオススメ
- 今話題の「優秀で配当利回りが高い米国株」を探している
- ヴァ―レ(VALE)ってどんな会社?
- 投資で有名なじっちゃまが注目するヴァ―レ(VALE)は今後成長してくれる高配当株なのか知りたい
高配当投資の魅力は、労働収入以外の収入として配当金を受け取れることですが
- 配当利回りが高過ぎるとなんらかの問題を抱えている罠銘柄の可能性もある
- かといって利回りが低いと配当が安定する代わりに配当金が少なく満足しない
- 経済や経営環境が大きく変わると減配と無配する可能性もある
といったリスクがあるので、特に個別銘柄は財務諸表やニュースなど会社の状態をチェックする必要があります。
とはいえ、ある程度安全で配当利回りが欲しい!という欲がどうしても出ますよね!
そこで、今回は配当利回りが驚異の10%超えの高配当銘柄ヴァーレについて紹介していきます。

私も実際に調べて投資してみましたが、高配当銘柄の中で意外と優秀であると判断しました。
米国株は成長が見込めて魅力だけど、取引手数料は日本株に比べて実はけっこう高い…。
できるだけコストを抑えて取引したいならDMM株がおすすめ。米国株そして米国ETFの取引手数料0円なので、お得に取引するのもありです!


ヴァ―レ(VALE)はどんな会社?


項目名 | 内容 |
会社名 | ヴァ―レ |
ティッカー | VALE |
拠点 | ブラジル |
設立日 | 1942年6月 |
仕事の内容 | 総合資源開発企業 |
配当献上月 | 3月、6月、9月 |
市場 | NYSE(ニューヨーク証券取引所) |
時価総額 | 1,168億ドル(世界ランキング第133位、2021年6月末) |
特徴 | ・事故をきっかけにアルミ生産などの自動化で安全性と効率化を獲得している ・そのため、配当利回りが高くても保有価値がある ・取り扱っている鉱物、金属が豊富 |
主なリスク | ・過去にダムの決壊事故やブルマジーニョ鉱山事故で賠償金の支払い命令を受けた過去がある ・鉄鋼業は戦争や政治的なイベントに左右されやすい |
ヴァ―レ(VALE)は、鉄鉱石を中心に生産・供給、物流サービス、エネルギー事業を行っているブラジルの鉄鋼業の企業です。
オーストラリアのリオティンやBHPに並ぶ3大資源メジャーで、世界の鉄鉱石輸出の約80%を占めます。
そのため、投資業界で有名なじっちゃまこと広瀬隆雄さんが過去に注目銘柄として紹介していました。
ニッケル、マンガン、合金鉄、ボーキサイト、カオリン、アルミニウム、胴、石炭、炭酸カリウム、コバルト、貴金属
そのため、これらの鉱物を扱っているコモディティの価格の変動に左右されやすい特徴を持っています。
主な理由としては、鉄鋼の多くが自動車関連株に素材を提供しているので景気や為替に影響されやすいからです。


ヴァ―レの強み


結論から申し上げますと、ヴァーレは2つの強みがあるため投資価値があります。
順番に紹介していきます。
鉄鉱石、ニッケルの生産高で世界最大
ヴァーレは鉄鉱石、ニッケルの生産高が世界最大です。
- 鉄鉱石は世界最大の鉱物資源で、生産量は14.7億トン
- ニッケルの生産量は2位を記録
- 売上高の79.9%が鉄鉱石、11.3%がニッケルを占める
と同業他社と比べると優れているので投資する価値があります。




最新の技術を使い作業の安全性と効率化を実現
ヴァーレは、過去の痛ましい事故を教訓に最新の技術を取り入れています。
ヴァーレはミナスジェライス州で採掘を行った際に鉱滓ダムを設置したところ、2019年1月25日にそれぞれダムが決壊した過去があります。
下流域で多数の死者を出し、流出した鉱滓により河川環境を著しく悪化する事態となりました。
その時の被害は死者259人、行方不明者11人の惨事、1200万立方メートルの尾鉱が流出して周辺地域の生態系全体に影響を与えると甚大なものでした。
そのため
- ブラジル環境・再生可能天然資源院がヴァーレに対し2億5千万レアルの罰金を科す
- ブラジル政府が災害対策に充てるためにヴァーレ社の資産60億レアルを差し押さえる
- ヴァーレの職員3人と請け負い業者の2人が逮捕
とかなりの損失を被ったのでヴァーレの投資価値が大幅に低下しました。
しかし、この教訓を生かすため最新技術を取り込んで採掘作業の自動化しました。
公式サイトを確認すると、採掘を行うための自動化および制御システムやドローンなどといった最新技術を取り入れています。




これによって鉱物採掘を自動化して人がかかわる作業を減らすことによって
- 人が関わる工程を減らすことでヒューマンエラーを防止できて安全を確保できる
- 人件費を抑えることができるのでその分配当金や事業投資に回すことができる
- 自動化によって効率的に鉱物を採掘することができる
といったメリットがあります。
ヴァーレの実績
業績を見ると、売上高、営業利益、経常利益も2015年を境に右肩上がりに上昇していることが確認できます。




また、2022年4月14日に発表された通算決算は、それぞれ前期比を上回るもので好調です。


ヴァーレの株価
ヴァーレの株価を確認すると、景気敏感株とあってかかなり乱高下していることがわかります。
右肩上がりの株価成長は期待できないものの、配当利回りが9~13%と非常に高いです。
そのため、ポートフォリオの配当利回りを高めたいときのスパイスとして活用する価値があります。


ヴァーレの今後は?
結論から言いますと、鉄鋼業銘柄特有の投資リスクを考慮すれば高配当銘柄としては期待できると判断できます。
年間の配当履歴を確認すると、2021年に1株配当2.70ドルと前年の約6.27倍を記録しています。
そのため、鉄鋼業が好調な時の爆益の恩恵を得ることができるものの、連続増配していないです。
なので、この銘柄を集中投資するのはおすすめ出来ません。




ただ、他の銘柄と分散投資をする前提なら、ポートフォリオの1~2割の中に組み込むならおすすめといえます。
そのため、高配当投資をしたい方にとってはオススメの高配当銘柄だと言えます!
どうやって情報を得ているの?
株式投資で良い成績をえるためには、特に個別銘柄に投資するなら情報収集や分析はもちろん、政治・経済に関するニュースも日々チェックしていくことが不可欠です。



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ちなみに、今回紹介したヴァーレもオックスフォードクラブからの情報をもとに投資をしました。
最後に
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!
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