
こんにちは!ギールです!
今月2日の大規模通信障害が発生し、一時的に株価が下がったものの現在は回復傾向にあります。
そんな中、KDDIは7/29に決算と大規模通信障害に関する発表をしましたが、意外にも決算自体に異常がありませんでした。
今回はそんな疑問を持っている方に向けて解説していきます!
- 大規模通信の謝罪と賠償とKDDIの決算
- なぜ、あれだけの問題を起こしても決算は異常がないのか
- 懸念点
- まとめ
- どうやって情報を得ているの?
- KDDIに小額投資できる方法
大規模通信の謝罪と賠償とKDDIの決算
7/2に起きた大規模通信障害による返金として1人あたり200円を支払うことを発表しました。
これは、KDDIの規約の中に「24時間通信出来なかったら保証します」と書いてあり社長の対応が良いという反応がありました。
ただ、1人あたり200円の保証に対し利用者からは
2000円の間違えでは?
いくらなんでも200円は安すぎじゃねぇか
といった声がありました。
ただ、これによって75億円の返金対応となったためKDDIにとっては大きな痛手を負うこととなった。
そのため決算や株価に大きく影響を出していると予想されました。
しかし、7/29に発表された決算を確認すると意外と異常はなく問題ないようにみえます。
KDDI <9433> [東証P]が7月29日大引け後 (15:15) に決算 (国際会計基準=IFRS)を発 表。 23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比1.0%増の1917億円とな り、通期計画の6880億円に対する進捗率は27.9%となり、5年平均の28.2%とほぼ同水準だった。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q) の売上営業利益率は前年同期の23.0% 22.0%に 低下した
決算所より引用
なぜ、これほどの不祥事を起こしたにも拘わらず
- 連結最終利益は前年同期比1.0%増
- 通期計画の6880億円に対する進捗率は27.9%となり、5年平均の28.2%とほぼ同水準
とそこまでダメージがないのか。
なぜ、あれだけの問題を起こしても決算は異常がないのか
結論から申し上げますと、「通信障害の損失75億円は売上高でカバーできる」「新しくスタートしたau経済圏による利益」の二つが挙げられます。
通信障害の損失75億円は売上高でカバーできる
過去に取り上げたKDDIの分析記事を参考にすると元々営業利益が1.1兆円以上稼いでいるので、75億円の返金でもほぼ耐えられます。
さすが、大手3大キャリアなだけはありますね!


詳しい業績はこちらで確認できます。


新しくスタートしたau経済圏による利益
そしてもう一つの理由は、楽天経済圏に対抗して作り出しているau経済圏による利益が出ているからです。
au経済圏とは、auグループが提供するサービスの集合体で「日頃の生活の中で、出来る限りauサービスを利用し、効率的にPontaポイントを貯めることで、お得に生活できる」事を目指しています。
- au Pay
- au Payカード
- auじぶん銀行
- auひかり
- auでんき
- mobile(au、UQmobile、Povo)
- auカプコム証券
- au Payマーケット
- au Payふるさと納税
そのため、KDDIはモバイル通信事業の他に事業を展開しており特に金融事業では217億円の営業利益を出しています!


サービスのほとんどが楽天経済圏のKDDI版と言えるので後追い感はありますが
ライバル企業である楽天グループが崩壊しつつあり
- 度重なる楽天ポイント改悪
- 楽天モバイルの通信障害
- 楽天モバイルの0円プラン廃止
- 度重なる海外事業の失敗
と徐々に楽天経済圏が崩壊しつつある中で楽天経済圏からau経済圏へ移行する人が出てきたから通信事業以外の利益が上がったと推察できます。
懸念点
ただ、懸念点としては以下の2点です。
- ・再び通信障害が起きる可能性がある
- ・今のau経済圏は規模が小さく扱いにくい部分がある
再び通信障害が起きる可能性がある
今回の通信障害の原因は通信ネットワークの保守・管理のため、機器の交換を行っていた際に不具合が起きたことだと、KDDIは発表しています。
実は大手3大キャリアで通信障害が発生しており、そのたびに株価が一時的に下落しています。


今回の社長の対応は良かったので業績に問題がなかったものの、次にまた同じことが起きる不安が残ります。
今のau経済圏は規模が小さく扱いにくい部分がある
楽天ポイントの還元率改悪による楽天経済圏崩壊が懸念されてはいるものの、まだ楽天経済圏の経済規模は大きくau経済圏は小さいです。
えば、今伸びている金融事業であるauカプコム証券ではネット証券の口座開設数のシェア率は7.5%と4位と正直微妙です。


また、複数のau経済圏のレビュー記事で挙げられる共通のデメリットとして「アプリの使いづらさ」「利用可能な加盟店が少ない」があり、まだまだ懸念点があります。
楽天経済圏の崩壊でau経済圏が台頭していくのか、それとも楽天経済圏の二の舞になるのかが今のところ課題ではないでしょうか。


まとめ
今回のまとめはこちら
- 通信障害の損失75億円は売上高でカバーできる
- 新しくスタートしたau経済圏による利益
- 一方で新たな通信障害と楽天経済圏より経済規模が小さいのが懸念
3大キャリアとあって75億円の賠償はまだ支払えるレベルの金額であったため業績にそこまで問題ないものの、通信障害の懸念とau経済圏の経済規模が小さいという懸念があります。
とはいえ、通信事業以外の事業を展開しているので通信障害があっても他の事業でカバーできるため投資価値は十分にあります!
どうやって情報を得ているの?
株式投資で良い成績をえるためには、特に個別銘柄に投資するなら情報収集や分析はもちろん、政治・経済に関するニュースも日々チェックしていくことが不可欠です。



株式投資に興味があるけど株の情報収集って面倒くさい
私も含めて、そう思っている方、本当に多いと思います。
そんな方におすすめなのが、以下の3つです。
オックスフォードインカムレター
メールアドレスを登録するだけで鮮度の高い情報が無料で送られてきます。
私も登録してみたところ、おなじみの米国の個別銘柄に関する内容や、米国株による資産形成に関する内容などがタイムリーに送られてきます。
更に永久に持っておきたい6つの高配当米国株についても知ることができます。
米国株の情報はどうしても乏しくなりがちなので、この機会に登録してみるとよいです。登録は無料です。


無料のオンライン講座【投資講座】
本格的に投資の勉強をしたい方なら無料のオンライン講座【投資講座】がおすすめです!
今なら無料でオンライン講座で有料級の情報を提供してくれます!
現在生徒数は毎週約100人増加中で、 無料体験動画を視聴して頂いた方々の10〜30%が本入学しております。
主な特徴として
- 校長は日経新聞から投資書籍を出版
- 講師は世界三大投資家ジム=ロジャーズ氏や、 東京大学名誉教授の伊藤元重氏や、 元税務署長、著名不動産鑑定士、著名公認会計士ら。
- 講義数は日本一に第三者機関から認定
- ニュース解説も豊富
とお金を払っても十分に元が取れる講義するので、この機会に登録してみるとよいです。
『旬の厳選10銘柄シリーズ』
今後、爆上がりする銘柄を知りたいけど、プロに教えてほしい!
そんな方は『旬の厳選10銘柄シリーズ』がおすすめです!
株歴40年超の熟練投資家ある藤ノ井 俊樹氏が、これまでの膨大な投資知識を元に今後爆益を生み出してくれる投資投資銘柄をご紹介してくれます!
単なる推奨銘柄リストではなく、
- なぜ今この株を買い!とするのかその根拠を示している
- 上値下値目処など具体的な戦略が分かる
- 藤ノ井氏自らが徹底的に解説している
と、 経験の浅いビギナーでもご活用いただけます。
今なら「解説動画(オンライン)」+「旬の厳選10銘柄リスト(PDF)」 さらに【3つの購入特典】をプレゼント!
気になる方は、ぜひ登録してみてください!
株歴40年超のプロが今、買うべきと考える銘柄
『旬の厳選10銘柄』シリーズ最新号公開中!
KDDIに小額投資できる方法
投資資金がすずめの涙くらいで複数の銘柄に投資なんてできない!
とつい叫びたくなる株初心者の方も多いと思います。
特に、20代だと未だに年功序列の企業が多く一番給与が少ないので株式投資に多くの資金を回す余裕はないですよね。
そんな方にお勧めなのが、SBIネオモバイル証券!
なんと、1株から投資出来てTポイント投資が可能!
しかも毎月200円+税金で取引し放題!
詳しくはこちらで口座開設出来ます↓
https://tpcm.jp/neo21/1c5aff3f37735776a86cb73b124912fb
KDDIに関しての記事
こちらは、KDDIに関する記事をまとめてみました!
KDDIの概要、株価上昇、決算好調の理由を紹介しています。






最後に
最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!
この記事を読まれた方は、以下に紹介する記事もご覧になっています。
読まれている方に少しでも役に立つよう、資産運用に関連するトピックについて解説しています。ぜひご覧ください。
これまで、投資家ギールが投資した日本株やその他気になった銘柄を一挙にまとめました!


コメント