KDDIの株価が4000円台に突破した理由は?それでも投資価値があるか調べてみた

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目次

こんにちは!ギールです!

KDDI(9433)は、高配当のディフェンシブ銘柄で人気ですが、現在は4,000円台と好調です。

2022/7/2に起きた大規模通信障害があってもそこまで下落していたのに、今回はちょっと様子が違います。

これまでの暴落のタイミングと株価下落の背景や要因は何なのか?

なぜ今になって下落しているのか。今後の業績へのリスクは何なのか。

このような疑問を持つ方に向けて記事を書きました。

今回の記事の内容
  • なぜ、KDDIの株価が4,000円突破したの?
  • 期待点と懸念点
  • まとめ
  • どうやって情報を得ているの?

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なぜ、KDDIの株価が4,000円突破したの?

結論から言えば

「2025年までに「1株利益(EPS)1.5倍」という大目標を掲げて大胆な改革をしている」

「通信インフラ事業は生活を支える事業なので暴落に強い」

の2つが要因で株価が4,000円台まで上昇しています。

EPSが1.5倍となるということは、理論上株価も1.5倍となり株価上昇すると言われています。

そのため、長期保有によって

  • 2025年にEPS1.5倍を達成すると、KDDIの株価は6,000円超え
  • 配当利益も2021~2025年の5年間で7万円以上

と予想され期待されています。

根拠

携帯キャリア2位としてauブランドを展開するKDDIが発表した2023年〜2025年の事業計画である「中期経営計画」によると

2025年までの5つの注力領域が示され、事業見通しと具体的な業績目標が記載されています。

最後には2025年3月期の目標利益にも言及し、1株あたりの利益(EPS)を2019年比で1.5倍を目指しています。

2019年のEPS266円→2025年3月期EPS399円

また、株価は【株価収益率(PER)×1株あたり利益(EPS)】で決まります。

そのためPERは業種や企業ごとにあるレンジに収まる傾向で、KDDIの場合10〜13倍が目安となります。

もしも2025年のEPSが399円で、PERが10〜13倍になった場合なんと!

株価は4,000円〜5,200円とかなりの値上げ益を得ることができます。

結果的に、KDDIに投資すると「配当+値上がり」という大きな利益が得られる可能性があります。

新中期経営計画で2025年までに注力する5つの領域が示された。出典:新中期経営戦略(23.3期-25.3期)

目標達成するためのロードマップ

では実際にEPSを1.5倍を目指すためにKDDIは何を取り組むのか。

そのうちの一つは「自社株買い」です。

こちらの図はEPSを1.5倍にする際に必要な自社株買いの額を計算すると以下の通りとなります。

あくまでも、「一直線に上昇する」と仮定した単純な計算ですが

  • 毎年1,000億円の自社株買いが行われている
  • 2025年時点で売上高6兆5,300億円、純利益7,800億円を達成する

それぞれの目標が達成していればEPSは400円に到達します。

年度売上高純利益自社株買いEPS
2020年度5兆3,200億円6,400億円1,000億円288円
2021年度5兆5,600億円6,700億円1,000億円311円
2022年度5兆8,100億円7,000億円1,000億円333円
2023年度6兆500億円7,300億円1,000億円355円
2024年度6兆2,900億円7,600億円1,000億円377円
2025年度6兆5,300億円7,800億円1,000億円399円

この想定がうまくいけば、投資家にとってうれしい展開になりますね!

期待点と懸念点

ここからKDDIの期待点と懸念点を紹介します。

KDDIの期待点

KDDIの期待点は事業投資と自社株買いです。

自社株買いを行うことで発行株数が減っていくので、1株あたりの利益が上昇します。

2022年度は2,000億円の自社株買いが発表され話題になりましたが、今後も同等かそれ以上の自社株買いを続けてくれれば、EPS達成に向けた良い材料となります。

KDDIの懸念点

KDDIの懸念点は、今もなお長引くコロナ新しく登場する格安SIMの台頭です。

この記事では詳しい情報は省きますが、新型コロナの影響はKDDIの業績に大きな打撃を受ける可能性があります。

具体的には、ショップ運営自粛による端末販売減少、海外渡航制限による海外通信サービスの利用減少、イーオン・Reluxなど教育・宿泊ビジネスの売り上げ減少などです。

前者は海外で海外渡航制限を含む規制緩和の動きが活発化していますが、新型の変異種によってまた制限が出てしまうと息詰まる可能性もあります。

後者は、楽天モバイルのような新しいキャリアの登場が懸念されます。

かつて楽天モバイルはドコモ・KDDI・ソフトバンクに続く「第4のキャリア」としてスタートを切りだいぶ経ち猛威を振るいました。

今では、楽天モバイルの0円プラン廃止と楽天ポイントと改悪で楽天モバイルどころか楽天経済圏が危ぶまれているものの、楽天モバイルは健在で新たな格安プランが登場すればKDDIの株価にも影響が出ます。

今後の楽天モバイルの動向と他のライバル企業が懸念されます。

まとめ

今回は、KDDIの株価4,000円台突破の要因について述べたうえで、これらの要因から将来的な期待と懸念点について書いてきました。

2023年はコロナが落ち着き規制緩和の動きの中でKDDIの株価上昇は良いニュースとなりました。

2022年以前は2,000~3,000円の株価を行き来してましたが、今では通信障害の影響もなく4,000円突破しています。

そのため、今からの投資は高値掴みになるかと思います。

しかし2025年の業績予想を見る限り、2025年以降に下落する可能性は低そうです。

そのため、EPSが1.5倍になる前に投資することをお勧めします。

どうやって情報を得ているの?

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最後に

最後まで記事をご覧いただきありがとうございます!

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この記事を書いた人

毎月1万円以上から少額投資して含み益5万円達成/20代日米株投資家/ASD.ADHDと診断/
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